2024年上半期開講のセミナーの概要について(13)

query_builder 2024/01/30

おはようございます。

前回に引き続いての、講義に関するご紹介です。

第11回目の講義は、5月28日(火)1500-1700に山中倫太郎先生にお願いしております。

山中先生は、防衛大学校人文社会科学群公共政策学科の教授をされております。「憲法」がご専門で、研究テーマは、憲法、比較憲法、憲法史、防衛法、安全保障法などになります。京都大学大学院のご卒業です(法学修士)。多数の著作、論文がありますが、最近のものとしましては、「ドイツ比較憲法における軍人の意思表明の自由の基本権保障の法理」『防衛大学校紀要(社会科学分冊)』112輯(2016年)、「制服を着た公民の理念の起点」『防衛学研究』53号(2015年)などがあります。ご経歴としましては、京都大学大学法学研究科博士課程単位取得退学、ヴェルツブルグ大学(ドイツ)にての在学研究のご経験があられます。また、現在、防衛大学校の公共政策学科長を務めておられます。

講義の演題は、「ビジネスリーダーが知っておきたい安全保障の憲法問題」です。日本国憲法第9条の規定により、日本は、戦争を放棄し、戦力は保持せず、交戦権は保有しません。しかし、国際社会には数々の紛争が生起し、時には武力衝突に至ることがあります。日本が武力攻撃をされた場合は、日本は自衛権を行使し、その武力攻撃を排除します。憲法の下においても、日本の防衛を図るための必要最小限の自衛力の保有は、認められています。そのため、自衛隊を保有し、日米安全保障体制の下で、日本の安全保障を確保しているわけです(以上、日本政府の見解による。)。近年、PKOなど国際警察活動への参加、アフガニスタン戦争・イラク戦争などにおける国際的な軍事協力への参加、アデン湾における海賊対処行動など、自衛隊の活動の幅がひろがっております。いわゆる有事法制、安全保障法制の整備もなされました。いずれも憲法の是認される範囲内で行っている活動ですが、今後の世界の情勢を鑑みて、日本の防衛力のあり方はどうあるべきか、課題は何かについて。山中先生が解説していただきます。ご講義にご期待下さい。

(講義のご紹介は今回までです。)

----------------------------------------------------------------------

バーチュー・クリエイティング株式会社

住所:東京都渋谷区恵比寿1丁目19-19 恵比寿ビジネスタワー10F

電話番号:03-5708-5985

----------------------------------------------------------------------