2024年上半期開講のセミナーの概要について(24)

query_builder 2024/02/10

おはようございます。

今回で、本セミナーに関するご案内は一区切りにさせていただきたいと思いますが、大体の様子は、ご把握いただけましたでしょうか。

よく「学校教育」といいますが、とある人が、第2次世界大戦後、日本を占領した連合軍(GHQ)のマッカーサー元帥に、次のようなことを尋ねられたそうです。すなわち、「日本の明治期頃までの軍人は、非常に優れていたが、今般の大戦での日本軍の軍人は、劣化が見られる。何故なのか。」と。その人は、こう答えたそうです。「昔の軍人は、塾式教育を受けていた。今は、軍隊に限ったことではなく、学校教育を受けている。そのことも一因ではないか。」と。

考えて見れば、例えば、旧日本陸軍にしても、幼年学校、士官学校、大学校と、非常なエリート教育を受けており、本来ならば,優秀な人たちが多いはずです。その学校時代の学業成績で順番がつけられ、その後の昇進もそれで決まっていくのが、前提になっていました。

私が思うに、先の大戦の日本の敗戦については、戦後の占領政策の影響もあり、いわゆる「自虐史観」に陥っていた時期があり、戦前は、何でも悪かったと言われるところですが、最近・最新の研究によると、旧日本軍や日本政府は、決して勝算のない無謀な戦いを連合国に対して行ったわけではないようです。

当時の謀略に満ちた国際情勢の中で、結局、日米決戦になり、敗北への道を突き進んでしまった。その原因にはいろいろありますが、私は、「日本悪玉論」には立ちませんが,当時の日本政府や旧日本軍には「敗戦責任」があると思います。そこは、真剣に究明し、反省し、今後の日本の行く末を見つめ直してていなければならない。

その一つとして、現代に鑑みるならば、偏差値偏重の「学校教育」についても、考え直さなければならないでしょう。それでも、日本はまだ、ましな方かもしれません。例に出して恐縮ですが、お隣の韓国や中国は、日本よりはるかな学歴社会です。どこの大学を出たかで、人生の全てが決まっているようにも側聞します。ただ、「学校教育」を全部、やめてしまえというのは極論でしょうから、現代において、マッチングする形で、ことを進めていかなければならない。

「リカレント教育」(学び直し)ということを、最近、良く耳にしますが、「学校教育」が全てではなく、現在に、「塾式教育」を再興していかなければならない。この科学技術が高度に発達し、ITをフルベースで活用できる時代において、それが、まさに復活できる社会環境になってきています。今回、弊社が提供するセミナーは、その一つの試みと考えています。「一人信じて少なしとなさず、多く信じて多しとなさず」。古来、最初は少数の集まりが、時代を牽引し、それが社会を変革していったのが、真実の歴史です。かの安岡正篤氏は、「死に学問」ではなく「活学」ということを強調されていました。「一灯照隅行」の重要性を常に説かれていました。志ある人たちに、真の「学問」を提供できる場の提供を、弊社では、今後も、続けていきたいと思います。ともかく、もうじき、一連のシリーズが始まりますので、よろしくお願いします。

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バーチュー・クリエイティング株式会社

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