現代婚姻論(5)

query_builder 2024/05/02

おはようございます。

今回は、「不倫」の問題を解決するためには、どういう対応をとるかの「腹案」を示します。

それは、現代の結婚制度の、大きな見直し、抜本的な改正です。

現在の日本では、法律上の結婚か、独身かの二者択一(にしゃたくいつ)しかありません。

そこに、新たな制度「パートナー」(仮称)を導入するのです。

結婚には、様々な権利義務関係が伴います。義務としては、同居義務とか扶養義務とか、貞操を守るの義務とかです。権利としては、親子関係、財産関係の安定化が図れることと、緊密な親族しかできない事柄、例えば病気になった場合の手術への同意・立ち会いなどがあります。

これまでの結婚を、結婚自体は嬉しいにしても不安や、また、ある意味で重荷に感じてしまう若い人も多いのです。それで、結婚に準ずる「パートナー」制度を新設し、従来の結婚より権利義務関係を緩和化するのです。愛し合う二人を、互いに「パートナー」と認定して、一種の契約関係を結び、特に、親子関係と、経済、財産関係の新たな権利義務を定める。他の要件は緩和するのです。そして、関係が上手くいかなかった場合の「パートナー」の解消をより簡単にできるようにすることです。

これは、聞きようによっては、突拍子(とっぴょうし)もないことを言っているかとも思われます、しかし、現実に先進国で、この種の制度を導入して、成功している国があるのです。

フランスです。同国には、パクス(PACS)という制度があります。これが、まさしく「パートナー」性のモデルケースになります。

パクスは、元々、いわゆる同性愛者を救済しようとして、始まった制度でした。しかし、実は、男女関係で、この制度を活用する人が増え、いまや、それが普通です。この効果の大きな点は、フランスでは、先進国で最も、出生率が劇的に改善したことです。

つまり、男女関係において、強い結びつきを持っているが、結婚には、躊躇(ちゅうちょ)しているカップルを、この「パートナー」制、つまり、より緩(ゆる)やかな「結婚」を認めることです。すると、男女関係は、結婚、パートナー、独身の三層構造になります。もちろん、従来の方法の結婚を選びたい人には、結婚をしてもらいます。また、独身でいたい人には独身でいてもらいます。その中間で、結婚より緩やかで、独身より権利義務関係の結びつきの強い制度を導入するのは、どうでしょうか。

このことは、同性婚や、夫婦別姓の問題の解決にもなります。保守派の方には、それで大丈夫ですかな、と思う人もいるかもしれません。しかし、現実に、フランスで導入され、社会的に成功している制度なのです。もちろん、現在の結婚制度は維持する、婚姻の関係を三層構造にするだけです。

パートナーには、「貞操を守る義務」を法律上、外します。それで、男女関係が無軌道になるわけではありません。人間の行動には、自ずからの自律力があるものです。それこそ、前回示した、現行の不倫率よりましになるでしょう。真面目な夫婦関係の人達は、従来の結婚制度を維持することで、守られるのです。そして、より自由さを求めたい人には、パートナー制を選んでもらう。完全に自由でいたい人は、独身でいてもらう。これは、いわば「三方一両得」の制度設計ではないでしょうか。

これにより、現在の結婚に伴う問題が、かなり改善される気が私(代表取締役)にはします。また、日本では、出産は結婚と強く結びついてきていましたが、現在の日本の出生率の低下は、まさに非婚化が進んでいるからなのです。そこに、パートナー制を導入して、従来は婚外子として扱われていたのを、改めて、法律上の正当な位置づけを与えることにより、出生率の大幅な向上も見込まれます。

私は、何も「不倫」を奨励しようとして、こういうことを提言しているのではありません。現在の不倫率を見ても、現行の婚姻制度が混乱を来していることは、明らかです。民法上の話ですが、この「不法状態」を解消することは、急務だと思うのです。そうでないと、社会の崩壊につながるのではないかと危惧(きぐ)しているのです。

今回のこの提言、お聴きになった方はどう思われるでしょうか。

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