セミナー第11回「ビジネスリーダーが知っておきたい安全保障の憲法問題」開講 | 東京のセミナーならバーチュー・クリエイティング株式会社 | ブログ

おはようございます。」

今回は、昨日（2024.5.28）に開講された、第11回セミナーの様子をご紹介しましょう。

講師は、防衛大学校教授の山中倫太郎先生です。

演題は「ビジネスリーダーの知っておきたい安全保障の憲法問題」です。

講義の内容は、憲法第9条の意味内容の解説を中心に憲法制定当初や､冷戦期、冷戦後、そして近年の時代の変化に伴う解釈の変更、を中心にお話しが進められ。憲法改正についての課題のご指摘で締めくくられました。

とかく、難しい法律の話ですが、先生は、できるだけ分かりやすく、ご講義を進めていただき、政府見解の引用をふんだんにされながら、その意味合いを上手く解説下さいました。

先生のお話しで印象に残った点は、憲法制定当初の段階から、時代の変容に応じて自衛隊の役割も拡大していく中で、いかに「自衛隊を軍隊にはしない」範囲で、絹布解釈の変更を中心に、対応が進められて行ったかという点でした。憲法第9条第2項で「陸海空軍を初めとする戦力は保有しない」と明確な規定があります。自衛隊を軍隊には成らない形で、自衛隊の活動範囲の拡大を進めていかなければならない、という、その苦心の足跡を知ることができたのは、とても意義深いことでした。

そして、今後の憲法の改正に向けての､諸課題についてのお話しも興味深かったです。

先生は、当日は、朝から講義、ゼミなどを防衛大学校で済まされた後、当セミナーのご講演を実施していただきました。大変、お疲れもあったでしょうが、ありがとうございました。講演終了後、先生とは、お茶を飲みながら歓談しましたが、先生のご近況や、防衛大学校の最近の様子などを、拝聴しました。

今回の第11回目のご講義を締めくくりとして、2月から実施してきました、セミナーは無事に完遂しました。各講師の方々や、イベント運営会社のスタッフの方々、そして会場をご提供いただきました東京商工会議所には、大変感謝しており御礼申し上げます。何よりも、このセミナーをご受講いただいた、聴講者の皆様には、何よりも感謝申し上げます。真に皆様方には、ありがとうございました。これで、今回のセミナーの総括とさせていただきます。