おはようございます。
今回は、日本の「国体」の「政治」面の話をしましょう。
日本は、第2次世界大戦後は、連合国(米国)の占領期を経て、独立し、いわゆる「西側陣営」の一員として、国際政治の場の立ち位置にあり、米ソ冷戦期は、ソ連を「潜在的脅威」として、外交。国防を展開してきました、
考えてみるに、第2次世界大戦において、日本は、枢軸国の立場にあり、連合国に対峙’(たいじ)て、よく、あそこまで戦えたなと思います。「大東亜共栄圏(だいとうあきょうえいけん)」構想を掲げ、「八紘一宇(はっこういちう)」のスローガンの下、アジア地域において、戦いを繰り広げました。
あの戦争は、日米の圧倒的な国力差の下で、無謀(むぼう)の戦いだったと、戦後日本は教え込まれてきました。日本を断罪する動きです。いわゆる「東京裁判史観」ですね。「勝てば官軍、負ければ賊軍」と言われますから、これは世の倣(なら)いかもしれません。しかし、最近の歴史研究によると、当時の日本に、決して「勝算」がなかったそrわけではありません。しっかりした、「戦争計画」があったのです。チャーチル英国首相など、もし、日本がそのセオリーにしたがって、戦いを挑んでくることを、とても恐れていました。
問題は、米国と戦争を開始してしまったことです。かの「真珠湾奇襲攻撃」ですね。当時の米国民は、厭戦気分(えんせんきぶん)が強かったですが、これを機にして、「リメンバー・パールハーバー」との旗印(はたじるし)の下で、団結しました。当時の米国のルーズベルト政権にいい口実(こうじつ)を与えてしまいました。そして、日米の開戦。当初は、日本軍も快調でしたが、先にも述べた、日米の国力差を反映して、次第に劣勢になり、ついには敗戦にいたりました。しかし、それにしても、この戦争における日本軍の戦いぶりは強靱(きょうじん)なものでした、米国は、日本を真に恐れ、その強さはどこにあるかを徹底的に研究しました。その結論の一つが、当時の日本の「天皇制」だったのです。天皇を中心とする日本の国体が、あそこまで米軍を苦闘(くとう)に追い込みました。
そこで、米国が勝利して、日本の占領を始めてから、行ったのが、「日本弱体化政策」で、俗に3R5D3S政策とも言います。再び、日本が米国の「脅威」となることのないように、日本を「改造」したわけです。WGIP(ウォー・ギルト・イン・プロググム)で、日本は不正な戦いをしたのだと教え込みました。そして、日本の強さの源であった「天皇制」を、存続させるが「弱体化」させました。教育も、根本的に変容させました。私は、何も、戦前、戦中の日本を、無闇(むやみ)に「美化」するつもりはありません。ただ、正当な、客観公正な歴史観に立って欲しいだけです。歴史は、古来から、戦いの勝者が「書きます」。いわゆる「東急裁判史観」を批判すると「歴史修正主義者」のレッテルを貼(は)られます。しかし、一時の軍部の「独走」はあったものの、日本は、戦前も「民主主義国家」でした、
今の日本の感覚からすると、「強権的」なところが多くあったかもしれませんが、また、「不合理」なところもあったかもしれませんが、それは、現在の世界においても、いろいろな諸国の実情にもみられるところです。いわゆる「自虐史観(じぎゃくしかん)」に陥らないようにしましょう。今の国体をどう捉(とら)えるか、そして今後の国体のあり方をどうするか。「天皇制」についての課題を含めて、客観公正で真摯な議論が求められると思います。
バーチュー・クリエイティング株式会社
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