おはようございます。
今回も。前回に続いての話にないrます。
1945年(昭和20年)に終戦を迎えてから今年で79年です、
この間、国際情勢は大きく変化しました。米ソ冷戦が長らく続いた後、ソ連のゴルバチョフ政権の時に冷戦は終結し、また、ソ連がロシアに体制転換した後は、米国1強の時代になり、世間では「歴史の終わり」という言い回しが流行し、自由民主主義体制が世界を席巻(せっけん)するような機運でした。「ポスト冷戦」の時代です。
しかし、現実は冷戦の下で抑止されていた、民族紛争、修養紛争が頻発し、社会はかえって不安定になりました。「破綻国家」のような、満足な統治能力を持たない国家も頻発しました。そうこうしているうちに、2001年の米国同時多発テロ事件を機にして、世界は国際テロの時代になり、アフガニスタン戦争を始めとして世界は「テロ」との戦いの時代になりました。
その間、「リーマンショック」という経済的大事件が勃発し、「米国①強」の時代は終焉します。それで多極化したというよりは、「G0」とも言われるような。無極化したとも言われるような状況の中で、中国の大国化が顕著になり、と小平路線の江沢民政権、胡錦濤政権の時代は米中も協調ムードでしたが、習近平政権になり、国内外での動きが変化してきました。経済力、軍事力の飛躍的アップの中で、「一帯一路」戦略を鵜打ち出し、AIIB銀行の創設、南シナ海や東シナ海での強硬姿勢が顕著になったりするなど、いわゆる米中対立が顕著になります。
それが米国のトランプ政権の下で、米中の「経済戦争」が始り、世界は「米中2極化」の時代になりました。その動きはバイデン政権になっても継続しています。オバマ政権のとき、米国は「世界の警察官」としての役割を今後は果たさないことを宣言しましたが、いわゆる「アメリカ・ファースト」の基調は、大きな観点では、その時、以来のものでしょう。トランプ政権で、より明確になったに過ぎませんね。
中国は、ますますパワーアップしてますが、国内の引き締めは強まり、いわゆる
中国陣営の国々は、確固として存在し、米国陣営と張り合っています。ロシアのウクライナ侵攻を機に、ロシアは中国の後ろ盾を必要とし、北朝鮮にも接近を図るなど、いわゆる、その連携は強化されています。現下の最大関心事は、中国が「革新的利益」として、強硬姿勢を崩さない、対台湾政策です。
巷(ちまた)、言われているような中国の台湾侵攻が本当に生起するのかどうか派、不分明です。米国は台湾へのコミットメントを強めていますが、「台湾戦争」を機に、米中両軍の直接対決になれば、日本も巻き込まれるといいますか、対岸視していられないし、米国との同盟関係の下での軍事的協力をすることになるでしょう。そうすると、中台の戦争は、米中の戦争になり、ひいては日本も戦争になります。
この際には、朝鮮半島でも、きなくさい動きになり、ロシアがどう出てくかも分からず、また、南シナ海での衝突も予想され、場合によっては、全面戦争になるかもしれません。そのような緊迫化した国際情勢の下で、日本の国内政治は、どう変容していくのでしょうか、の話は次回にします。
バーチュー・クリエイティング株式会社
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