おはようございます。
今回は、現シリーズの10回目の一区切りとして、「象徴」としての天皇の今後の将来像の話をします。
第2次世界大戦後の、GHQの占領政策による政治・経済・社会制度の変化にともなう諸改革で、戦前とは違った、日本になりました。
いろいろな意味での、自由化、民主化の推進は、好ましいものです。ただし、戦中、戦前の社会の有り様を、全否定する「自虐史観」にとらわれるのは、良くないですね。戦後、日本は、国家としての「中心軸」が、欠けていると思います。日本は、GHQ作の憲法の下にありますが、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の3大理念は、今後も、継続されるべきでしょう。「象徴」としての天皇の機能を維持する箏により、日本の国家としての歴史や文化もまた、継続できました。先人たちのご努力と叡智(えいち)は、嘉(よみ)します。
ただし、軍隊は保有しないことにより、日本の安全保障は、米国に丸投げ状態ですし、ひたすら経済成長に努めてきたところで、何か、現在、世界中の諸国を「普通の国」としますと、日本は、「普通の国」ではない感があります。経済大国の地位も、バブル崩壊後の「失われた30年」により、段々、落ちていってますし、長期的トレンドによる人口の減少化の方向は変えがたく、経済のパイ自体が、縮小していきます。
この、GHQのニュー・ディーラー作の、人工的に作った現在の日本の有り様は、憲法改正も戦後80年も立ちますのにできないし、しようともしない状況の下で、すっっかり現在の日本人に、定着しているのでしょう。私(代表取締役)も、また、戦後世代ですから、この現代日本という時代のただ中で、生きてきたし、今も生きているわけです。そこで、日常の生活をおくり、結構、楽しくやっていますが、何か、現代日本という国を見ていると、何か、国家としての「目標」がないような感じを覚えます。何のために、この日本は、世界で存在しているのか、はっきりしません。
「普通の国」なら、できることが、何もできない。水の中で泳ぐ魚のようなものです。現代日本という文化の中に、どっぷり浸かって、水を意識することのないのは、通常でしょうが、一体、何のために、この国は、存在していこうとしているのか。今までは、「経済」第一で、きましたが、その限界は、とうに来ており、今後の先行きは「暗い」です。このままですと、将来は、北東アジアに存在する「一小国」になるでしょう。では、何を目指して、この国は、行けばいいのか。
先述したように、この国の「表」の部分には、「中心軸」が欠けているのです。そいう社会制度の組み立てに、諸事万端8「しょじばんたん)なっているために、また、そういう風に、教育をしてきたがために、「総無責任」社会になっている状況です。
それはそれにせよ、何か、「政治」の状況を見ていても、「秩序」がない。この国の「統治機構」の、最近の「だらしなさ」は、至る所で散見されます。これは、何が原因でそうなってしまったのか。天皇に責任があるわけでは、ありません。憲法で、天皇は「政治的権能を有しない」ことになっています。「権限」のないところに「責任」はありません。天皇は「無答責」でいいのです。このシリーズの最初の方で、「権威」と「権力」の分離ということを申し上げました。むしろ、天皇は「象徴」としてのお立場でいていただいた方が、この国の存続を図るためには、いいのです。
では、「統治機構」の方は、それなりの「覚悟」をもっていただかなければならない。この国が、瓦解(がかい)したら、全責任を負っていただかなければならない。国民の義務は、勤労、納税、教育、だけです。後は、「法の支配」に服することでしょうか。
ともかく、この国のあり方を再構築したいのであれば、日本国民が、自らの手で
新しい憲法を制定しなければいけない。勿論、アナクロニズムに陥ることはありませ。現行憲法の、いいところは継続していけばいい。国家として、今後、何を「目標」として、生きていくのか。それを、はっきりさせなければいけない。それを、新憲法に、しっかり書き込まなければいけない。
現代の「帝国」としての日本がどう世界の中で存在価値を発揮するのか、それとも、「滅びて」いくのか。ここにくると、日本人、一人一人の責任になります。それを、よく考えましょう、ということで、このシリーズのまとめにしたいと思います。
バーチュー・クリエイティング株式会社
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