最近の政治の動きを考える(その2)

query_builder 2024/07/07

おはようございます。

今回は、岸田文雄政権の政治手法について、お話しましょう。

前回、岸田政権の構造的問題と申し上げました。その点について、先ず、触れます。

岸田政権では、とにかく、政治過程が不明確なのです。つまり、どんな政策をするにせよ、この政策をすることに決めたから、この政策をしますよ、という結論だけが、いきなり出てくるのです。そして、それを、国民に「押しつける」。本来なら、一連の政策決定プロセスの中で、一連の手順を経て、衆議を尽くして、意志決定をし、それを国民に公表し、必要なら信を問うて、政治的決定を行い、実施に移すというのが、本来のあり方です。その政策決定過程プロセスが、とにかく不分明なのです。政権が、そういう姿勢なら、マスコミなどが報道し、注意喚起をしたり、国会の与野党の質疑の中で、その点を指摘し、より充実した議論がなされるべきですが、それもない。いつも、いきなり、こういうことに決めましたから、こうして下さいというのが、いきなり来ます。

ですから、これは岸田首相のキャラクターによるものだと、岸田首相個人の責任にしていいものではないのです。いまの岸田政権をめぐる政策決定プロセス自体がそうなっているのです。これは、どこに原因があるのでしょうか。政界全体で反省してもらわなければ行けない話です。マスコミの報道を含めてです。

本来なら、政権の政策をチェックするのは、立法府における野党の役割でもあります。今の日本には、多くの諸課題があります。そこを、もっと議論して欲しいのは、話題になっているのは、政権のスキャンダルぽい話ばかりです。肝心な議論をしていない。多弱な野党の中で、まとまりを欠き、政権与党にすりよるような動きを見せて、あわよくば、与党の一員になりたいというのが、失礼ながら、見え見えです。言いように、岸田首相に見透かされて、いなされています。

岸田政権を、実質上支えているのは、財務省です。その思惑で、政策の内容、政治のプロセスが動いています。そのこと自体は、別に構わないでしょう。支えている者がいないなら、政権が運営できないのですから。ただし、財務省は霞ヶ関の中でも、強力な官庁の一つですが、万能でもないし、無誤謬(むごびゅう)でもありません。時には、間違った政策を打ち出すこともあります。それを、チェックしなければならなiいのに、現在の政治の構造では、それが、全然、なされていない。野党は、形ばかりの批判をしているだけ、とも言い切ってもおかしくないでしょう。むしろ、与党の自民党内に良識派がいます。現在、政治資金の問題などで、猛バッシングを受けている自由民主党ですが、その人達を、私(代表取締役)は応援したいですね。

ましては、野党の議員は、政治評論家ではないのですから。国会議員としての使命を自覚して下さるよう奮起(ふんき)をお願いしたい。もっと、真剣に、国会での質疑を行って欲しいです。形ばかりの内閣不信任案などを出して、お茶を濁していても仕方ないでしょう。本来なら、政権交代を目指せるような姿勢でもって、建設的な論戦を挑んで欲しいものです。

このように、現在の政治過程プロセスは、ゆがんでいます。それが、岸田政権の下における政治の構造的問題です。決して、岸田首相、個人のキャラクターによるものではありません。

今秋の、自民党総裁選に岸田首相を含め、どのような候補者が出そろい、「戦い」が繰り広げられるかは分かりませんが、候補者には、今の政治状況を、変革していくのか、その見識を示していただきたい。その如何によって、来るべき衆議院総選挙も近いですし、国民の信を問うて欲しいものです。

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