こんばんは。
今回は、「民主主義体制」の変容の話をします。
今年は、世界で選挙イヤーで、ロシアの大統領選挙、台湾の総統選挙、フランスの国民議会選挙、イギリスの下院選挙、など続いてきましたが、いよいよ最大の目玉となる米国大統領・議会選挙が、11月に迫ってきました。
民主党候補、共和党候補の定番の候補のみならず、第3の候補者も出るかもしれません。民主党候補は、ジョー・バイデン候補(現大統領)に「高齢化」の面での不安があり、候補から降り、替わる候補者になる可能性が強いです。その場合、ハリス副大統領か、元バラク・オバマ大統領の夫人のミシェル・オバマ氏がが出馬するかもしれません。共和党の候補は、ドナルド・トランプ候補に決まりましたが、先の、暗殺未遂事件などが、トランプ陣営の結束を促した感があります。副大統領候補になったバンス氏の組み合わせで、主に、トランプ氏は、「大統領」としての『振る舞い」をアピールする作戦に出て、従来の主張はバンス氏が唱え、トランプ氏は、よ広い層の支持を得るため、政策のウィングを広げてくるでしょう。ハリス氏対トランプ氏になった場合は、トランプ氏優位、オバマ氏対トランプ氏になった場合は、情勢は混沌(こんとん)としてきます。第3の候補として、取り沙汰されているケネディ氏の動きが、両候補陣営の得票に及ぼす影響も、出てくるでしょう。主として、2候補のどちらが勝つにせよ、前にもお伝えしましたが、米国は、「内戦状況」に、なるかもしれません。
日本は、9月の自民党総裁選挙があるわけですが、現職の岸田文雄首相も信任をかけた出馬に踏み切るのか、ここで、候補からは降り、新総裁の下で、来るべき衆議院総選挙に臨む動きになるのかは、不分明です。
このように、世界の主要な国では、公開の「選挙」が、政権の行方(ゆくえ)を決めるわけですが、そのような体制とは、異なる国もあります。日本の身近なところでは、中国や、北朝鮮などです。そこでは、「権力」の交代は、より秘密裡(ひみつり)になされます。「選挙」と言いましても、先のロシアの場合は、名目的な「出来レース」の感がありますから、欧米や、日本のような、「自由選挙」の国とは異なります。
今や、世界は、「民主主義体制」の国と、「権威主義体制」の国に二分化されつつつありますが、「前者」は、政局の動きが表面に出てくるために、「混乱」した印象を覚えますね。現今の政治的、社会的状況を反映して、「極右」、「極左」的な主張が、通りやすくなっています。社会が、「非寛容化」してきていると申しますか、とかく「対立」が目立ち、反対派を「排除」しようとします。世界の多くが権威主義体制化しつつある傾向にあります。
本来の民主主義の基本的姿勢では、自らの主張する内容とは、異なる意見の存在も認めなければなりませ。そして、様々な政治活動を通じて、できるだけ多数の賛成を取り、いわゆる「多数派」を形成し、政権の座について、自らの主張を実行する。そこには、「寛容」と「忍耐」の精神が不可欠なはずですが、どうも、それが上手く機能してないのが、現在の民主主義国の状況です。
選挙イヤーの今年、日本自身も、自らの選択を迫られます。いわゆる、表の社会の権力の「表紙」が替わるかもしれません。そして、「分断」と「対立」が、ますます混迷の度を深めていきます。日本も、表向きは「民主主義国」の看板をかけながら、どんどん、「権威主義体制」化していく。そういう、節目に来ているのかもしれません。
バーチュー・クリエイティング株式会社
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