最近の政治の動きについて考える(その15)

query_builder 2024/07/21

こんばんは。

今回は、「政治」という事象の捉(とら)え方について、言及します。

政治というと、どういうイメージが持たれているでしょうか。

テレビや新聞の政治ニュースと言えば、国際政治にせよ、国内政治にせよ、政治家と呼ばれる政府要人や議員、首長などの、華々しい活動振りが、思い浮かぶ人が多いでしょう。時に、スキャンダラスな話になることもあり、多くの耳目(じもく)を引きます。どこか、雲の上で、行われているような、自分達の日常には関係のないことだとも。思われるかもしれません。特別に政界の関係者でなければ、日々のニュースを聞いて、世論調査があれば回答し、選挙で投票するだけの感じでしょうか。その選挙自体の投票率も、近年は、低調で、ノンポリ系の人が、随分、多くなったなとの印象を受けます。

実際の政治は、そのようなイメージとは、ちょっと違います。政治過程論的に言えば、政官業のトライアングル状況にあります。「政治家」と「官僚」と「業界」の輻輳(ふくそう)した利害関係の中で、利得(りとく)の調整を図ります。政治を称して、「価値の権威的配分」という政治学者もいます。「政治とは数だ」というのは、戦後日本を代表する政治家の一人である、田中角栄元首相の言です。政策を掲げて、できるだけ多くの賛同者を集めて、多数派を形成し、政局の主導権を握るのが、実際の政治家のすることだという認識です。一般的な民主主義国家においては、そうでしょう。大統領制や議会制な民主主義のあり方です。一方、共産主義では、「民主集中制」とも言います。レーニンのボルシェギズムと言いますか、少数のエリート集団が、大衆を指導するとも、いうのでしょうね。今、世界を騒がせている「権威主義体制」は、その亜流(ありゅう)とも言えるものかもしれませんが。

世界の政治を見ていると、国際政治では、価値の上では同等の主権国家がおるのですが、実際には、政治的、経済的、軍事的なパワー(国力)の差が歴然としてあり、いわゆる覇権国家(はけんこっか)の主導の下で、1極から2極、あるいは多極の構造を、時代時代に応じて形成しており、その中で、各国は,しのぎをけずっています。

このように、政治学的に国際政治、国内政治のあり方を捉えると、教科書ぽい話になってしまうのですが、そういうマクロな観点からの見方と同時に、ミクロの観点からの見方もあります。次回は、そのミクロの観点から見た政治の見方を見てみましょう。政治を、身近な中で、捉えるのです。



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