最近の政治の動きについて考える(その十七)

query_builder 2024/07/23

こんばんは。

今回は、「米国大統領選挙」の行方(ゆくえ)について言及します。

選挙のステージに変化がありました。民主党の候補であったジョー・バイデン大統領が選挙戦から撤退し,副大統領のカマラ・ハリス氏を後継候補に指名し、民主党内では議員・州知事の賛同が集まり、ほぼ、ハリス氏で選挙に臨む箏に決定した模様です。バイデン氏については、かねてより「高齢さ」が不安視されていましたが、共和党候補の、ドナルド・トランプ前大統領との第1回目の討論会の際の様子が不調で、民主党内の撤退圧力が強まり、その後の別の記者会見の場でも、不調さガ目立ち、バイデン氏としても不本意だったでしょうが、家族会議の結果を経て,撤退を表名した次第(しだい)です。バイデン氏については、長い政治経歴から来る政治手法には、穏健さがあり、同盟国の結束を重視し、国際教養路線を地っていたことは、トランプ氏と対照的で、安定感がありました。問題は、高齢さが、大統領職の激務に今後も耐えうるのか、ということだけでした。今回の決断は、忸怩(じくじ)足る思いもあったでしょうが、やむを得ないものでしょう。

後継候補のハリス氏は、副大統領でもあり。バイデン政権では、少し目立たぬ立ち位置をとっていたこともありますが、今後は前面に出てきて、自己アピールをする必要があります。バイデン政権では、残る任期中に、存在感を示すようなことは、しなくてもいいのですが、黒人女性の候補者として、トランプ氏との「違い」を明確に、選挙戦の中で示さなければなりません、民主党内のムードが、変われば、勢いに乗って,十分に戦えるでしょう。

一方、トランプ氏は、相変わらずの、トランプ節です。トランプ氏の個性からくる、その攻撃的な政治手法は、根強い支持者には、強くアピールします。「もしトラ」が「ほぼトラ」になったとの評は、ちらほら聞こえ出しましたが、トランプ氏が当選すると、国際環境は、一変します。前の政権期の時のように、トランプ氏は四方八方に、政治の「戦線」を拡大するでしょう。同盟国も,対応は、大変です。

ただ、「権威主義国家」の面々は、かえって、おとなしくなるかもしれません。トランプ政権は、ともかく、「アメリカ・ファースト」で、ディール(取引)を主体とした政策、引いては外交を取ってきますから、トランプ氏の信念に基づいて、前政権時と、同様な国際環境になるでしょう。

ハリス氏とトランプ氏のどちらが勝つかは、11月に分かることですが、懸念されるのは、「分断」された米国の国民世論です。中には、どちらが勝っても、米国は「内戦状態」になるとの見解もあり、「民主主義」が「選挙」結果を受け入れないと言う異常事態なることは、避けて欲しいと思います。しかし、それも無理かもしれないと思われるほど、米国内の「分断」は、進んでいます。

世界の行方を大きく左右する、今回の大統領選挙ですが、トランプ氏の攻撃的政策や政治手法は、はっきりしていて分かりやすいのですけど、信トランプと反トランプの双方が拮抗(きっこう)していて、また、それを煽(あお)ってトランプ支持層を固めてくるトランプ流の「政治」によって、米国内は、ポイントオブノーリターンの様相にあります。トランプ氏の攻勢で、選挙戦は』戦われるでしょうが、ハリス氏が、如何に反撃するか。勝つにせよ、負けるにせよ、話題の中心は、トランプ氏の言動で、それに対抗するハリス氏が、どう戦いきるかが見所(みどころ)です、今秋の一大政治ショーは興味深いですが、演劇と違うのは、現実の我々、世界の運命を左右するということです。投票権は、米国民にしかありませんが、世界中が注目しています。

「分断」の米国が、「内戦状況」にならないように、選挙戦は真剣勝負で『戦う」にせよ、「選挙」の結果は、素直に受け入れるように、米国民には、切に願っております。

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