現代社会におけるワーク・ライフ・バランス論(その9)

query_builder 2024/08/09

おはようございます。

今回まで、現代社会における「性」の課題についての話を進めてきました。

ここで、誤解を生ずることのないように、その意図などを説明したいと思います。

私は、「素人」さんと、「玄人」筋の話を分けて,議論してきました。

以前は、そこに明確な区分が、ある意味でありました。そこでは、「玄人」筋の人の多大な「苦労」がありました。昔は、「女性」が「働き」、「男性」は「遊ぶ」のが通常の形でした。ここでは、年齢は、あまり問われません。一方の「素人」さんの女性は、「家庭」に閉じ込められていたとでも言えるかもしれません。そこでは、いわゆる「貞操(ていそう)」を求められることが、多かったでしょう。戦前には「姦通罪(かんつうざい)」と言うのがありましたが、これは、女性が、いわゆる「不倫」をした場合のみを罰するという、今から思えば、男性の身勝手な法律の規定だったと思います。「素人」さんの場合、男性には「性的自由」が認められていたのに、「女性」には認めない、という全く不合理なものでした。

今は、どうでしょう。私などは、戦後生まれですし。男女平等の教育をうけ、その雰囲気の中で、生まれ育ってきましたし、特に、現代の若い男女、特に女性にとっては、前述のような社会風土は,論外でしょう。まだ、社会の現状を見るに、「性」の問題については、若干の偏見が残っています。『素人」さんの夫婦関係においては、双方が、配偶者とは「性的関係」を当然持つにしても、いわば、夫婦二人で「禁欲」することが求められているでしょう。とは言っても、「禁欲」ということをどう捉えるかということがあります。何も、配偶者以外の異性との接触を全く断つなどの、非現実なことは、言えるはずもありません。法律上の「不倫」の定義は、現在のところ「配偶者以外と肉体関係」を持つことです。「肉体関係」とは「口淫性交以上」のことを言うとされています。また、「風俗」で「ワンナイトラブ」を楽しむことは、「不倫」には当たらないとの判例もあったはずです。男性用風俗もあれば、女性用風俗もありますから、男女差別の表現ではないと思います。

また、いわゆる「飲みにいく」ことも、今時、何も言う人はいないでしょう。既婚女性は、あまり、そういう気持ちは起こらないこともあるでしょうが、既婚男性で飲酒可能な人にとっては、人生の大きな楽しみの一つです。

要するに、「素人」さんも、特に女性において、現代は、諸種の制約から「解放」されている時代です。大概の人は、一生懸命、それぞれのお仕事に励んでいる中で、一方で、良い意味で「遊ぶ」ということも、人間には必要ではないのでしょうか。その「娯楽」の場を提供しているのが、飲み屋さんを含む「風俗産業」です。

こういうことを、禁止することはできません。良い例が、かつての「禁酒法時代」のあった米国の実例です。飲みにいきたいのに行けない。「ヤミ」に潜(もぐ)るしかありません。つい最近のコロナ禍の時代も、殆ど「禁酒令」が出ていたとしか言えません。今では、そんなこともあったでしょうね、としか言えないですが、「疫病」の時期でしたので、随分、「暗い」時期がありましたね。

いわゆる「貞操観念」は、時代によって変わります。自分が、「遊びたい」なら、他の人が、「遊ぶ」のも認めなければなりません。「放縦(ほうじゅう)」になることまでは、一般の人の場合、どうかと思いますが、社会の許容範囲の中で、楽しむことは必要ではないでしょうか。「玄人」筋の人は、「仕事」で、そういう関係を持っているのです。その存在があるから、社会秩序は、保たれているのです。

風俗営業は、「風俗営業の適正化に関する法律」で規制されています。ここでは。「適正化」ということです。その意味は、また、お話しする機会もあるかもしれません。ちょうど、良いくらいの感じの「風俗営業」は社会にとって必要不可欠です。

先にも述べたように、「性」についての認識は、時代によって変遷します。「禁欲」するのでもなく、「放縦すぎる」のでもなく、適切な男女関係を保つことは、大事なことです。あまり、「息苦しい」社会には、生活していたくないですね。

そんな社会なら、私はエスケープして、自分の関係者と生きていきます。

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