こんにちは。
今回からは、しばらく、総裁選と代表選の候補者の人物像についてお伝えしていきたいと思います。
先ずは、自由民主党総裁選の候補者についてです。届け出順に続けます。
高市早苗氏は、63歳で、実は、私の大学の同級生です。学部は異なり、面識はありません。保守派を自認されている議員さんで、松下政経塾の出身者でもあります。政治経歴は長いですし、一時は落選していた経験もあり、その時は大学の講師をされていたお思います。保守派ということで、故安倍晋三元総理の秘蔵(ひぞお)っ子で、重用(ちょうよう)されていました。なかなか、「気の強い」女性であり、国会の論戦でも、一歩も引きません。前回に引き続き、今回も立候補にこぎつけました。靖国神社(やすくにじんじゃ)への参拝(さんぱい)も毎回欠かさず継続し、岸田文雄内閣でも、要職を歴任しています。今回は、「経済」政策に重点をおいて、日本の再生を、唱(とな)えられています。「強い日本を取り戻そう」ということをスローガンにされてますね。
小林鷹之氏は、現在、40歳代です。主として、旧安倍派の若手議員の支持を受けて、今回の総裁選に初名乗りを上げました。学歴は、東京大学、ハーバード大学を卒業され、かなりの高学歴です。財務省に就職し、官僚経験もあります。いわゆる経歴は華麗(かれい)ですね。既に、閣僚も務めていたことがあります。小林氏も、その主張は保守派です。人からは、名前に由来して「コバホーク」と呼ばれているそうですが、「御神輿担(おみこしかつ)ぎ」が趣味だそうで、祭りで、実際、担いでいられるようです。ともかく、今回が、総裁選の初挑戦で、将来を嘱望(しょくぼう)される議員さんの一人です。
林芳正氏は、現在、内閣官房長官を務めておられる、ベテラン議員の一人です。山口県出身で、長らく、参議院議員を務めていましたが、総理候補として名乗りを上げるにあたり、衆議院に鞍替(くらが)えされました。今回が、2回目の総裁選への挑戦になります。強みは、政治経歴で、多くの閣僚を経験されていることです。それも、林氏の場合は、何かアクシデントがあった場合の、急遽(きゅうきょ)の登板(とうばん)が多く、ピンチヒッター的な起用(きよう)が多かったです。同じ、山口県出身の故安倍元総理とは、ライバル関係にありましたが、いわゆるハト派の宏池会(旧岸田派)に所属し、その政治姿勢は、中国に親和的だと言われます。
小泉進次郎氏は、ご承知のとおり、小泉純一郎元総理の次男で、氏の秘書を経て、その後継者として議員になりました。現在、40代です。その風貌(ふうぼう)と、歯に衣(きぬ)を着せぬ言い回しから、若い頃から、国民の中で人気の高い議員の一人です。党の青年局長や、農林水産部会長、復興相副大臣などを経て、環境大臣なども経験されています。今回の立候補に当たっては、父親の純一郎氏からは、50歳になるまで待ちなさいと諭(さと)されていたようですが、それを押し切り出馬に踏み切りました。確かに、人気は高く、清心なイメージがあるのですが、時に「ポエム大臣」と言われるように、その発言内容が具体性に欠ける場合があり、政治家としての手腕はまだ未知数です。今回の立候補で、即、当選というわけにはいかないかもしれませんが、将来を期されたらいいと思います。
今回は、ここまでにして、残りの人は次回に繋(つな)げます。
バーチュー・クリエイティング株式会社
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