現代の情報化社会におけるジャーナリズム論②

query_builder 2024/09/24

おはようございます。

今回は、情報化社会におけるツールとして、現在、もっともポピュラーな「テレビ」について言及します。

テレビ放送の歴史は、私が、まだ、子供の頃から始まりました。当時は、まだ白黒画像で、カラー放送が始まったのは、その後です。テレビが出現した時、大矢壮一氏という社会評論家の方が、「テレビで日本は総白痴化する」と予言めいたことを、おっしゃいました。その言は、正しかったのでしょうか。

テレビの視聴者は、現在は、限定されています。はっきり言って、現代人は、テレビを見ている「暇(ひま)」など無いほど忙しいのです。社会人なら仕事をしていますし、学生なら学校に言ってますし、生活のほんの合間(あいま)にテレビを見ているに過ぎません。

実際、私も、現在、テレビを見るのは、定時の「ニュース」くらいです。それも、インターネットのこの時代、テレビの放映時間に合わせて生活している暇はないので、もっぱらyoutubeで、視聴しています。テレビを見ているのは、リタイアした「お年寄り」か、まだ、小さな「子供」くらいでしょうか。もっぱら、「ながら」の「娯楽」として見ているのに過ぎません。

その垣間(かいま)見ているニュースについても、そのレベルは低いものです。私としては、放映されている事項の「事実確認」をしているに過ぎません。つまり、「何が起こった」を確認しているだけです。テレビは、編集されていますので、テレビ局の意図次第(しだい)で、どのような番組構成にでもできます。実は、ニュースは、テレビのスポンサーの意向次第で、作り上げられているのです。スポンサーに不利になること、自局に差しさわりのあることは、放映しません。その内容も、「偏向」報道が多いです。とても、この情報だけで「価値判断」できるものでは、ありません。他の、いろいろな情報媒体にも、目を通さなければ、判断を間違えます。

そして、テレビの特徴として、何か事案が起きたとき、「一時的に」大騒ぎしますが、ある潮時(しおどき)が来ると、ばったり、その放映がなくなります。あの話は、いったい、どうなったかと思う話題が多いですね。

テレビに出てくる、各種の「専門家」と言われる人も、その内実は、「危うい」ものです。テレビで出演している人の「コメンテート」など、殆(ほとん)ど、参考になりません。昔からの言葉に、「床屋政談(とこやせいだん)」という面白い表現がありましたが、一種の「テレビ漫談(まんだん)」といった方がいいでしょう。

最も勘違(かんちが)いしているのは、テレビの「ニュース」などが、「世論誘導」をしようとしていることです。そんな、テレビに「世論誘導」をされるほど、国民は、「馬鹿(ばか)」ではありません。テレビのニュースは、「事実関係」の報道を主にしていればいいのです。

テレビのニュースには。「台本原稿」があります。それを、「忠実に」読んでいるだけのアナウンサーが、実は優秀なアナウンサーなのです。放映は、「台本」どおりに進行しています。時々、「放送事故」と呼ばれる事象が起きますよね。画像、音声などの乱れなのです。完全に「管理」されているのが、テレビの放送なのです。ですから、ニュースでアドリブ的に入れているコメントも、実は「台本」どおりにコメントしているのです。そうでない発言をされると、困るわけです。

これは、あまり言いにくいですが、テレビの「アナウンサー」の在り方も、考えなければなりません。今、一種の「芸能人」化しています。特に、「女子アナ」ですね。何か、自分が「人気者」と勘違いしている。あるいは、そう思わされている。これは、社会における女性の方々の話をしているのでは、ありません。社会における女性の方々は、堅実に、しっかりと生きています。「女子アナ」だけ、特別の「人種」と勘違いしています。もしくは、させられています。日本では、皇族以外は、「一般人」なのです。

この風潮は、社会にも責任があります。アナウンサーは、ただのテレビ局の職員に過ぎないのです。できれば、本来の在り方に、立ち戻ってほしいですね。「職員」として、その職責を果たしていれば、それで十分な評価されるようでなければなりません。

テレビの放映の表に出てくるのは、主にアナウンサーだけですが、その背後には、プロヂューサー、ディレクターなど、カメラマンなど、運営に携わっている人がいます。それらの人員が総体となって構成されているのが「番組」です。

また、今は、殆(ほとん)どないでしょうが、いわゆる「サブリミナル」ということを行われていました。画像と画像の間に、瞬間的に見えない、気づかない画像を、差し込んで、視聴者に「刷り込み」をするのです。それと似たような形で、現在、「音声」で、サブリミナル効果を行っているのが、私には聞こえます。

そういったことで、テレビは、現在では、「注意」して観るメディアです。決して、テレビに「世論誘導」されてはいけません。「ニュース」も、「事実確認」に主に使いましょう。技術の発達で、「画像」自体も捏造(ねつぞう)できる時代です。「偽情報」にまどわされないように気を付けましょう。

テレビが、本来のあるべき姿に戻ってほしいものです。そうすれば、情報の収集、分析のためのツールとして。大いに活用できますね。重要な「情報ツール」として、その役割を果たしてほしいものです。








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