現代の情報化社会におけるジャーナリズム論⑥

query_builder 2024/10/02

おはようございます。

今回は、いわゆる「週刊誌」の報道について、所見を述べて見たいと思います。

週刊誌の報道というと、「バカにする」向きもあるかもしれませんが、決してそんなことは、ありません、

よく「文春砲」とも称されるように、現在、非常にインパクトがあります。

芸能人をはじめとする、いわゆる「有名人」の「スキャンダル」めいた話しを、暴露(ばくろ)します。それらの報道の真偽性(しんぎせい)については、いろいろあるでしょうが、おそらく、情報ネタの提供、いわゆる「タレコミ」に基づいて、取材陣が特別のチームを編成して調査取材し、書かれているのでしょう。

これらの報道により、「有名人」の隠されていた面が明らかになり、社会の「浄化(じょうか)」につながる面があると思います。

読者としても、単に興味本位ではなく、社会の裏側を知るきっかけになるのは、有意義なことです。

週刊誌報道がきっかけになって、その話題が、国会における政府の施策に対する追及の「元ネタ」になることもあります。そういうことで、政府も「正しい」ことばかりをしているわけではありませんから、チェック機能を働かせなければいけないので、この種の情報提供をすることは、大事なことです。

要は、どれだけ、その報道内容に「真偽性」があるかです。先程も述べたように、綿密、確実な取材により、情報の裏付けを取って、報道されているのなら、大きな問題はないでしょう。

それと、記事の対象は、いわゆる「有名人」にして欲しいことは、あります。「有名人」は、いわゆる「公人」に近い立場にあります。それは、政府などの関係者という意味ではありません。頻繁(ひんぱん)にテレビなどのマスコミに登場し、意見を開陳(かいちん)している方々を含みます。芸能人なども含みます。こういう人達は、そのことによって、社会的に活動しているわけですから、それなりの「倫理性」を求められます。いわば「強い」立場にあります、「強きを挫(くじ)き、弱気を助ける」任侠道(にんきょうどう)ではありませんが、そういう「有名人」に、実は「化(ば)けの皮」があるのなら、それを「引っ剥(ぺ)がす」ことも許容されるでしょう。

こういうことにより、一般の人の「安心安全」が守られることがあります。「有名人」が「正しい」社会的影響力を行使してくれるのならいいのですが、実は「裏の顔」はどんなものか、ということがもしあるとしたら、それは糾弾(きゅうだん)の対象になっても仕方ないでしょう。

ですから、何度も言ってますが、いわゆる「週刊誌」側に言いたいのは、ちゃんとした「裏を取った」取材と情報提供をして欲しいということです。あと、一般の人についての記事は、節度を持って書いて欲しいということです。「弱い者いじめ」は決してしないで下さい。

そういったことが、報道陣に求められる「矜持(きょうじ)」だと思います。テレビ、ラジオ、新聞の「大マスコミ」が、忖度(そんたく)して報道しないことでも、「週刊誌」などの情報誌が、果敢(かかん)に切り込むことは、大変、有意義です。「権力」はチェックしなければいけません。「権力」が「暴走(ぼうそう)」しないようにしなければなりません。そう言った意味で、「有名人」の「スヤンダル」を暴(あば)くことは必要です。週刊誌などを始めとする、情報誌には一層(いっそう)の奮起(ふんき)と記事の内容・「質」の向上を期待します。

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